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宅建勉強のモチベーションなんて上げなくていい理由5つと、それでも挫折を防ぎたい時の対策9つ

宅建勉強のモチベーション対策、やる気がでないとき、どうする? 宅建

「宅建のモチベーションが上がらない!」と悩んでいるあなた、実はそれが普通です。

モチベーションが低いからといって、焦る必要は全くありません。モチベなんて、上げなくていいです。やる気も出さなくていいです。疲れますんで……(汗)

元も子もないことを言うと、宅建の受験なんてどうでもいいです。

今、まさに宅建の勉強に疲れ切ってしまっているなら、いますぐ寝ましょう。健康のほうが大事です。

本当につらいなら、受験そのものすらやめていいと思います。

世間では、次のような謎理論のモチベーションアップ方法が見聞きされます。

友達や家族、同僚に合格宣言すれば……
逃げ道がなくなりモチベアップ!

○分勉強したら、自分にご褒美をあげよう!

でも、コレ合格できるなら、皆、合格しています。

筆者の知り合いは毎年、「今年こそ、宅建に合格する!」と宣言しています。
そして、10年以上落ち続けています……。

「周りに宣言!」とか「自分へのご褒美!」とかの方法で、宅建独学のやる気が出るなら苦労しません。というか、

  • テキストを開いた瞬間に眠い
  • 民法の長文を読んでいるだけで眠い
  • 暗記中に眠い
  • 暗記が多すぎて、嫌になる
  • 暗記しても、2秒で忘れる
  • テキストが分厚くて、ページをめくるのすら面倒

とにかく、宅建の勉強は「めんどくさい」です。

宅建は試験範囲が広いため、トータルで300時間ほど学習時間が必要とされます。

そして、試験は年に1回のみ。

1年に1回の試験日に備え、365日を通して一定のモチベーションを保ちコツコツ勉強――なんてのは、正気の沙汰ではありません。

勉強が苦手な人には、苦行以外の何物でもなし。

というか、そもそも宅建って必要でしょうか?

そこで、まずは「宅建の勉強に疲れ切っている人」「なぜかやる気がでない人」向けに、「宅建勉強のモチベーションって大事?」「そもそも宅建って必要?」というテーマを掘り下げます。

管理人
管理人

●この記事を書いた人
サイト管理人:宅建士
不動産会社に勤務してた人。

今回は、宅建勉強のモチベダウンに関するお話です。
宅建の独学は、孤独な時間の積み重ねなので、ツラいときもたくさんあると思います。
筆者の独自の考えが混じっているので、使えそうな部分だけ参考にしてください。

宅建勉強のモチベーションを上げなくていい理由5つ

宅建勉強のモチベーションを上げなくていい理由

宅建勉強のモチベーションなんて、ぜんぜん上げなくていい理由を5つ紹介します。

宅建勉強のモチベを上げなくていい理由①
重説なんて、誰かに読んでもらえばいい

重説=重要事項説明(宅地建物取引業法35書面)
 不動産契約の際に、宅建士が読みあげて説明する必要がある

重要事項説明(重説)は、不動産の取引において、必須となる宅建士の専任業務です。

実際問題、この「重要事項の説明」を自分で行うために、宅建の資格を取得したい人は多いと思います。

でも、すでに社内に他の宅建士や、宅建パートさんがいる場合は、誰かに重要事項説明をお願いしてしまえばいいです。OK!解決!

契約のたびに、他の宅建士を召喚して、スケジュール調整して読んでもらう――など、工程はちょっと面倒ですが――いや、かなり面倒ではありますが「不動産業だけど、宅建を持っていない人」がたくさん存在するのも事実です。

重要事項説明と、契約書(37条書面)への記名が他の人に頼める環境にあるのならば、自分がわざわざ宅建資格を取る必要はないかもしれません。

宅建勉強のモチベを上げなくていい理由②
宅建の資格手当ではなく、営業件数で稼げばいい

宅建資格を取る目的のひとつとして「資格手当」があります。

あると嬉しい資格手当ですが、手当が無いなら無いで、営業成績や契約件数でガッツリ稼ぐ方がよっぽど現実的で、大きな報酬が得られる場合もあります。

優秀な営業マンは契約数によって歩合やインセンティブが支給されることが多いため、資格手当に頼るよりも、むしろ、営業力を磨いた方がキャリアアップにも繋がります。

「勉強はニガテだけど、営業には自信がある!」という人は、自分の強みを活かして実績を積み重ねる方が賢明かもしれません。

宅建勉強のモチベを上げなくていい理由③
不動産業以外にも仕事はたくさんある

多くの不動産会社では、

宅建を取れ!!!

今年合格しないと○×▲$……(自主規制)

など、宅建合格への「圧」をかけられるケースが多々あります。

でも、ちょっと待ってください。本当にあなたは不動産業をやりたいのでしょうか?

不動産業に限らず、仕事は世の中にたくさんあります。宅建はあくまで一つの手段であって、決して目的ではありません。

「どうしても不動産業を続けたい」「今の会社を辞めたくない」という強い意志があれば、もちろん宅建を取るのは有利ですが、それが「本当にやりたいこと」でなければ、無理してモチベーションを上げる必要はないと思います。

自分のやりたいこと、夢や目標に向かって進む方が大切です。無理に資格取得を目指すより、自分に合った別の仕事を見つける方が人生を充実させる可能性は高いです。

宅建勉強のモチベを上げなくていい理由④
切羽詰まれば、モチベ云々は関係なくなる

「宅建勉強のモチベーションが上がらない」
「宅建勉強のやる気が出ない」

こんな状態のときは、実はまだそこまで追い込まれていないのかもしれません。

切羽詰まった状況になると、モチベーションに頼る余裕すら、なくなります。

たとえば、試験日が迫ってきたら、自然と「やらなきゃ!」と焦りが生じ、勉強を始めざるを得ない状況に追い込まれるものです。

特に、会社から「宅建を取れ!」と圧をかけられている場合や、家庭を守るために「稼ぐ手段として、どうしても宅建が必要」といったプレッシャーがあると、モチベーションを考えている暇はありません。

自分や家族の生活がかかっていると、自然と背中を押され、モチベーションではなく責任感や使命感があなたを突き動かします。

「やらなきゃまずい!」という現実は、最高の原動力になります。

ですので、今モチベーションが低いと感じていても、焦る必要はありません。追い詰められたタイミングが来たら、自然と動けるようになります。

ちなみに、追い込まれていてもどうしても宅建のやる気が起きない場合は、宅建以外の別の道を探すか、メンタルが疲れ切っているのでしっかり寝たほうがいいかと。

体が大事ですし、宅建にこだわる必要もないと思います。

宅建勉強のモチベを上げなくていい理由⑤
やる気の有無よりも、淡々と勉強するほうが大事

よく「モチベーションを上げなければ勉強が続かない」と言いますが、まぁ、実際はそんなこともないです。

宅建の勉強においては、モチベーションはあまり重要ではありません。むしろ、感情に左右されず淡々と勉強を続けるほうが効果的です。

実際、宅建試験の合格者の多くは「習慣化」を大切にしています。モチベーションに頼らず、毎日決まった時間に淡々と学習を進める方が、確実に合格に近づきます。

宅建勉強のモチベーション低下、挫折を防ぎたいときの対策9つ

宅建勉強のモチベーション低下、挫折を防ぎたいときの対策

「宅建の勉強モチベはゼロ……」
「でも、どうしても宅建に受かりたい!」

と、気持ちがブンブン横ぶれして落ち着かない人のために、ここからは「限りなくゼロに近いモチベをなんとかしつつ、宅建の勉強を続ける方法」を紹介します。

宅建のモチベ低下・挫折対策①
できるだけ「ラク」に学ぶ

宅建の「合格だけ」を目指すなら、最短ルートで、できるだけ「ラク」に学びましょう。

【例】宅建をラクに学ぶ方法
  • 頻出範囲だけを徹底的にマークする
  • 「捨てる問題」は勉強しない
    (出題数の少ない、税の問題など)
  • スキマ時間で勉強する

宅建は、全範囲を漏れなく網羅しようとすると、とても大変です。

でも、宅建試験では50点満点を目指す必要はありません。「合格ライン」にさえのせてしまえば、点数ギリギリでも合格は合格です。

なので、「出やすい科目」を徹底的に学ぶと、少しはラクになると思います。

宅建の短期集中講座なども活用して、シンプルかつ短期間で学び切るのもおすすめです。

長い勉強期間が必要だと感じると、やる気がなかなか続きません。しかし「出る箇所だけに絞った、シンプルなテキスト」などでサクッと学んでしまえば、短い期間でそこそこの結果が見えるので、モチベーションを維持しやすくなります。

宅建のモチベ低下・挫折対策②
簡単な分野・得意分野からスタートする

宅建の勉強を始めるときは、まず「簡単な分野」や「得意分野」から取り組むのがポイントです。

自分が理解しやすい分野からスタートすれば、成功体験が積まれて「私、超すごい!」と自信になり、勉強を続けるエネルギーが沸いてきます。

「自分には、得意分野なんてない……」と不安な方は、比較的理解しやすい「宅建業法」をまずクリアすることで、次に進む自信がつきます。

宅建のモチベ低下・挫折対策③
宅建に落ちたときのデメリットを想像し、震える

宅建の勉強がなかなか進まないときは、試験に落ちたときの具体的なデメリットを想像してみるのも効果的。自ら、お尻に火をつけるドM戦法です。

――宅建に落ちるデメリットを具体的に考えてみましょう。

名刺を見たお客さん・大家さんに「宅建がない=新人さんかな?」と思われる

宅建を持っていないと、顧客や家主、取引先の業者に「この人はまだ経験が浅いのでは?」と思われ、不安にさせるかもしれません。

名刺に「宅建士(宅地建物取引士)」と印字してあるほうが、相手からの信頼を得やすい場合もあるので、ないよりはあったほうがいいです。

重要事項説明を読んでくれる社員が見つからないと、お客様を待たせたり、別日に再来店をお願いするなど面倒

契約時に必要な重要事項説明を良いタイミングで行えないと、お客様への対応がスムーズに進まず、お待たせしたり再来店をお願いする必要が出てきます。

契約時に、自分で契約書を作成し、重要事項説明もできれば、ワンストップで取引が完了します。

あとから入ってきた年下の社員に、重要事項説明を依頼するのはつらい

後輩や年下の社員に重要な仕事を任せるのは、人によってはつらく感じる場合があります。

後輩社員に「自分……宅建持ってないんで……重説お願いします……フフッヘヘヘ……」とお願いするのは、ちょっと何とも言えぬ気持ちになるでしょう。

試験に合格しなければ、次回の宅建試験まで再度の準備が必要。時間とコストのムダ

宅建の試験は年に1回なので、今年落ちてしまうと、また来年、同じことを繰り返さなくてはいけません。

宅建にかかるコスト
  • 受験料の支払い
  • 法改正に対応したテキストを買いなおす
  • 勉強時間を確保する
  • 合格するか否かのストレスに耐え続ける

考えただけでもゾッとします。

宅建のモチベ低下・挫折対策④
宅建に合格したときのメリットを妄想し、ほくそ笑む

宅建の勉強が進まないときは、合格時のメリットを想像すると、多少なりとも、やる気が沸いてきます。

宅建に合格するメリットは、例えば以下などです。

宅建に合格するメリット
  • 資格手当をゲット!
  • 社内評価爆上げ!
  • 努力が実った達成感!
  • キャリアアップのチャンス!
    (昇進・転職・事業主!)

後輩から「○○さん、重要事項説明お願いします!」と依頼されると、お役に立てた感が嬉しいものです。

合格を想像し、ウキウキしながら勉強して、モチベーションを高めましょう。

宅建のモチベ低下・挫折対策⑤
とりあえず1分だけ勉強してみる

宅建勉強のモチベーションが笑えるほど沸かないときは、「とりあえず1分だけ勉強してみる」というスモールステップ法が有効です。

これは、脳の機能を科学的に利用した「やる気を出すメソッド」なので、知っている方もいらっしゃるかと思いますが、念のため解説をば。

脳のやる気をつかさどる「側坐核(そくざかく)」という部分は、行動しないと活性化しないという研究結果があります。つまり、脳がやる気を出すためには、まず行動を始めることが必要なのです。

側坐核:報酬や意欲など高次機能をつかさどる脳部位

引用:生理学研究所

1分だけの勉強から始めることで、この側坐核が刺激され、脳が活動的になりやすくなります。

例えば、テキストを開いて1分だけでも過去問を眺める、用語を一つだけ覚える、など簡単な行動でも構いません。この小さな行動が、脳に「勉強する準備が整った」と信号を送り、モチベーションを引き出すきっかけになります。

この状態に到達すると、1分が2分、5分……1時間……と、気づけば長く勉強を続けられます。

ですので、勉強に対する意欲が低いと感じたときには、まずは1分だけ、小さな勉強から手を付けるのがオススメです。

ちなみに、1分頑張ってみても、やる気が出ないときは、スパッと勉強をやめて、サクッと寝ましょう。きっと疲れているのだと思います。

宅建のモチベ低下・挫折対策⑥
学習の進行状況を「見える化」する

人・性格にもよりますが、宅建勉強の進行状況を「見える化」すると、達成感が得られ、やる気が自然と高まる可能性があります。

例えば、学習の進捗状況をチェックリストで可視化してみたり、勉強時間をグラフにしてみるなど、自分の努力が目に見える形で確認できると、やる気がでる……かもしれません。

学習の進行状況を見える化すると、全体的なスケジュール管理もできて一石二鳥です。

宅建のモチベ低下・挫折対策⑦
クイズ感覚で過去問を解く

宅建の過去問をクイズ感覚で解くと、ちょっと楽しくなります。

筆者は、この方法で宅建を乗り切りました。

無事、問題が解けたあとは、自画自賛で己を褒めたたえます。

「正解!」
「自分、天才や!」
「次も当てたろ」みたいなノリ。

また、1年分の過去問を「ぶっ通し」で解く場合は、試験本番の緊張感をシミュレーションしつつ、タイムアタックのクイズ形式と思って取り組みます。

宅建はクイズです。正解すると嬉しいです。

宅建のモチベ低下・挫折対策⑧
立って、勉強する

「宅建の勉強はしたいけど、とにかく眠たい」と悩ましいときは、立って勉強すると良いです。

立ち上がって学べば、集中力が高まり、眠気も防げます。

座って長時間勉強していると、どうしても体がだるくなり、眠気が襲ってきますが、立っていると体が常に緊張し、活性化され、血流が良くなり、脳への酸素供給も増え、宇宙の法則が乱れ、眠気が弱まります。

眠気覚ましにコーヒーをがぶ飲みして宅建に取り組む猛者もいますが、スタンディング学習を取り入れれば、カフェインへの依存度を減らせます。

ただし「立っていても眠い」「立ったままでも、なんかもうムリ」という日は、勉強をやめて休息したほうが良いでしょう。

宅建のモチベ低下・挫折対策⑨
宅建試験日が近くなるまで、あえて放置する

試験日まで3か月以上ある状態で、宅建の勉強が進まないときは、試験日が近づくまであえて勉強を放置する方法もアリです。

勇気をもって、戦略的に放置!

試験までの期間が長すぎると、「まだいいや……」と、やる気が出にくい場合があります。

こんなときには、試験日が近くなってから――例えば、試験の3か月前から一気に集中して勉強を始めるのがオススメです。

実際に試験日が近くなると、「そろそろ本気で勉強しないと!」と焦りが生じ、集中力が増します。

「締切感」があれば、集中力やモチベーションがぐんとアップするので、イヤでもやるしかない境地に追い込まれます。

宅建:参照サイト